眠れない・不安が続くのは「心」のサイン?東洋医学でみる身体の声
蔵象学説シリーズ②|「心」の働きとは?東洋医学からみる精神と血のバランス
― 館林市たまい鍼灸院が考える心と不調の関係 ―
はじめに|「心」は気持ちだけの問題ではない
不眠、不安、動悸、集中力の低下。
こうした症状が続くと、「気のせい」「ストレスだから仕方ない」と考えてしまう方も少なくありません。
しかし東洋医学では、これらの症状を単なる精神的問題とは捉えず、五臓のひとつである「心(しん)」の働きの乱れとして考えます。
館林市たまい鍼灸院では、蔵象学説を基礎に、心と身体の両面から状態を診て、鍼灸施術に取り入れています。本記事では、蔵象学説における「心」の役割と、不調との関係について詳しく解説します。
蔵象学説における「心」とは?
東洋医学の「心」は、現代医学でいう心臓のポンプ機能だけを指すものではありません。
蔵象学説では、心には次のような重要な役割があります。
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血を全身に巡らせる(血脈を主る)
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精神活動を統括する(神を主る)
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意識・思考・感情を安定させる
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睡眠の質を保つ
つまり心は、身体と精神の中枢として働く臓なのです。
心の働き①|「血脈を主る」
心は「血脈を主る」とされ、血液循環の中心的役割を担います。
血の巡りが良い状態では、
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手足が温かい
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顔色が良い
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疲れにくい
といった状態が保たれます。
反対に、心の働きが弱まると、
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動悸
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息切れ
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胸の違和感
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顔色が悪い
などの症状が現れやすくなります。
心の働き②|「神(しん)を主る」
蔵象学説において、心の最も特徴的な働きが「神を主る」ことです。
ここでいう「神」とは、
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意識
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思考力
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記憶力
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判断力
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感情の安定
といった精神活動全般を指します。
心の状態が整っていると、頭がすっきりし、落ち着いた気持ちで日常生活を送ることができます。
心と睡眠の深い関係
東洋医学では、質の良い睡眠には心と血の充実が不可欠と考えます。
心血が不足したり、心に熱がこもったりすると、
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寝つきが悪い
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夜中に目が覚める
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夢が多い
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朝スッキリ起きられない
といった不眠症状が現れやすくなります。
館林市たまい鍼灸院では、不眠に対して「自律神経の問題」だけでなく、心の血や気の状態を重視して施術を行います。
心と感情|「喜」は度を過ぎても負担になる
五臓にはそれぞれ対応する感情があります。
心に対応する感情は「喜」です。
喜びは本来、心を和ませる良い感情ですが、
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過度な興奮
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緊張が続く生活
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情報過多による刺激
などが続くと、心を消耗させてしまいます。
現代人は常に脳が働き続けている状態にあり、心が休めていないケースが非常に多く見られます。
心の不調で現れやすい症状
蔵象学説では、心の乱れは以下のような症状として現れると考えます。
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動悸、胸苦しさ
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不安感、落ち着かない
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集中力低下、物忘れ
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不眠、浅い睡眠
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夢が多い
これらの症状がある場合、単なる精神的ストレスだけでなく、心の働きの低下や乱れが関与している可能性があります。
鍼灸と心|なぜ心の不調に鍼灸が有効なのか
鍼灸では、心経(しんけい)をはじめ、全身の経絡を通じて気血の流れを整えます。
これにより、
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自律神経のバランス調整
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血流改善
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緊張の緩和
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精神的な落ち着き
が期待できます。
館林市たまい鍼灸院では、心の状態を診ながら、肝・脾・腎など他の臓とのバランスも考慮した施術を行っています。
心は他の臓と協力して働く
蔵象学説では、五臓は単独で働くのではなく、互いに影響し合っています。
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肝の気の滞り → 心の不安定
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脾の弱り → 心血不足
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腎の弱り → 心が落ち着かない
このように、心の不調は他の臓の乱れから生じることも多く、全身を診ることが重要です。
まとめ|心を整えることは、安心して生きる土台を作ること
蔵象学説における「心」は、精神面だけでなく、血の巡りや睡眠、自律神経とも深く関わる重要な臓です。
館林市たまい鍼灸院では、症状だけを見るのではなく、心と身体全体のバランスを整えることで、根本的な改善を目指しています。
「眠れない」「不安が続く」「理由はわからないけれど調子が悪い」
そんな時こそ、東洋医学の視点から身体を見直してみてはいかがでしょうか。
