食べているのに疲れやすいのは「脾」のサイン?東洋医学で考える体調不良
蔵象学説シリーズ③|「脾」の働きとは?東洋医学からみる消化・疲労・気血の源
― 館林市たまい鍼灸院が考える脾と体調不良の関係 ―
はじめに|疲れやすさや胃腸の不調は「脾」から考える
「食べているのに元気が出ない」
「胃腸は弱くないはずなのに疲れやすい」
「天気が悪いとだるい、むくみやすい」
こうした症状は、現代医学では原因がはっきりしないことも少なくありません。
東洋医学では、このような状態を五臓のひとつである「脾(ひ)」の働きの低下として捉えます。
館林市たまい鍼灸院では、慢性的な疲労や胃腸の不調、自律神経の乱れに対し、蔵象学説に基づいて「脾」の状態を重視した施術を行っています。
蔵象学説における「脾」とは?
東洋医学の脾は、現代医学でいう脾臓そのものではなく、消化・吸収・エネルギー生成全体を担う機能概念です。
蔵象学説では、脾には次のような重要な働きがあるとされています。
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飲食物を消化・吸収する
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気・血を生み出す(後天の本)
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血が脈外に漏れないよう統制する
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筋肉や四肢の働きを支える
つまり脾は、生きるためのエネルギーを作り出す中心的な臓なのです。
脾の最重要機能|「運化(うんか)作用」
脾の代表的な働きが「運化作用」です。
運化とは、食べ物や飲み物を消化・吸収し、身体に必要な気・血・津液へと変換し、全身に運ぶ働きを指します。
脾の運化作用が正常なときは、
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食欲が安定している
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疲れにくい
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体が重だるくならない
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集中力が続く
といった状態が保たれます。
脾と「気血」の関係|元気の源は胃腸にある
東洋医学では、脾は「後天の本」と呼ばれます。
これは、生まれ持った体力(先天の精)を、日々の飲食によって補う役割を持つという意味です。
脾が弱ると、
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気が不足しやすい
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血が十分に作られない
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全身に栄養が行き渡らない
結果として、慢性的な疲労感や倦怠感につながります。
館林市たまい鍼灸院では、「疲れやすさ=年齢のせい」とは考えず、脾の気血生成能力の低下として評価します。
脾と筋肉・姿勢の関係
蔵象学説では、脾は「肌肉を主る」とされます。
これは、筋肉の張りや持久力、姿勢維持に関係するという考え方です。
脾が弱ると、
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手足がだるい
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力が入りにくい
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猫背になりやすい
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長時間立っていると疲れる
といった症状が現れやすくなります。
脾と「湿(しつ)」|むくみ・重だるさの原因
脾の運化作用が低下すると、水分代謝がうまくいかず、体内に「湿」が溜まりやすくなります。
湿が多くなると、
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むくみ
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体が重い
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雨の日に調子が悪い
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めまい、頭重感
といった症状が起こりやすくなります。
これらは館林市たまい鍼灸院でも相談が多い症状で、脾の働きを整えることで改善が期待できるケースが少なくありません。
脾と感情|「思い悩む」ことが脾を弱らせる
五臓には、それぞれ対応する感情があります。
脾に対応する感情は「思(し)」。
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考えすぎる
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心配しすぎる
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いつも頭が休まらない
このような状態が続くと、脾の働きが消耗し、胃腸症状や疲労感として現れてきます。
現代人は情報量が多く、無意識のうちに脾を酷使している方が非常に多いのが特徴です。
脾の不調で現れやすい代表的な症状
蔵象学説では、脾の乱れは次のような形で現れると考えます。
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食欲不振、胃もたれ
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慢性的な疲労、倦怠感
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むくみ、下痢
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集中力低下
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甘いものが欲しくなる
これらの症状が重なっている場合、脾の働きが低下しているサインかもしれません。
鍼灸と脾|なぜ全身調整が必要なのか
鍼灸では、脾経・胃経を中心に、全身の気血の流れを整えます。
脾の施術は、胃腸だけでなく、
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疲労回復
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自律神経の安定
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体質改善
にもつながります。
館林市たまい鍼灸院では、脾だけを見るのではなく、肝・心・腎との関係性も考慮し、根本的な体調改善を目指しています。
まとめ|脾を整えることは「回復できる身体」を作ること
蔵象学説における「脾」は、食事・疲労・思考・水分代謝など、日常生活と密接に関わる臓です。
館林市たまい鍼灸院では、
「休んでも疲れが取れない」
「検査では異常がない不調」
といったお悩みに対し、脾の働きを重視した鍼灸施術を行っています。
慢性的な不調こそ、東洋医学の視点から身体を見直すきっかけになるかもしれません。
