中医学からみる自律神経⑤|めまい・ふらつきは身体のSOS ~気血不足・痰湿・肝陽上亢との関係~
- 鍼灸 頭痛 めまい 自律神経の乱れ
「立ち上がったときにふらっとする」「急にめまいがして不安になる」「病院では異常がないのにふらつきが続く」。
このような“めまい・ふらつき”の症状は、自律神経の乱れとして説明されることもありますが、中医学では体質や内側のバランスの乱れとして複数の原因を考えます。
まず代表的なのが**「気血不足」**です。気(エネルギー)と血(栄養)が不足すると、脳や全身に十分な栄養が行き届かず、立ちくらみやふらつき、集中力の低下が起こりやすくなります。特に疲労や胃腸の弱りがある方に多く見られます。

次に**「痰湿(たんしつ)」**の状態です。体内の余分な水分や老廃物がうまく排出されず停滞すると、頭が重い、めまいがする、体がスッキリしないといった症状につながります。雨の日や湿気の多い時期に悪化しやすいのも特徴です。
さらにストレスや緊張が強い方に見られるのが**「肝陽上亢(かんようじょうこう)」**です。これは肝の働きが過剰になり、気が上に昇りすぎる状態で、のぼせ感、頭痛、イライラとともにめまいを引き起こすことがあります。
このように「めまい・ふらつき」といっても、その原因は一つではなく、体質や生活習慣によって異なります。
たまい接骨院鍼灸院では、症状だけにとらわれず、体全体のバランスや生活背景を丁寧に確認し、原因に応じた鍼灸施術を行っています。気血の巡りを整え、余分な水分をさばき、過剰な上昇を抑えることで、自律神経のバランスを整え、めまい・ふらつきの根本改善を目指します。
「検査では異常がないのにめまいが続く」という方は、身体の内側からのSOSサインかもしれません。
