中医学からみる自律神経④|朝起きても疲れが取れない理由 ~慢性疲労と「気虚」「脾」の関係~
- 鍼灸 頭痛 めまい 不眠症 自律神経の乱れ
「しっかり寝ているのに朝から疲れている」「休んでも疲れが抜けない」「常にだるさが続く」。
このような“慢性的な疲れ”でお悩みの方は少なくありません。単なる睡眠不足やストレスだけでなく、自律神経の乱れとして説明されることもありますが、中医学では別の視点からも原因を考えます。
その代表的な状態が**「気虚(ききょ)」**です。気虚とは、身体を動かすエネルギーである「気」が不足している状態を指します。エネルギーが不足すると、回復力そのものが低下し、しっかり休んでも疲れが取れにくくなります。

特に関係が深いのが、消化吸収を担う「脾(ひ)」の働きです。中医学における脾は、食べ物からエネルギー(気・血)を作り出す中心的な役割を持っています。この脾の働きが弱ると、必要なエネルギーを十分に生み出せず、結果として気虚の状態へとつながります。
例えば、以下のような生活習慣は脾の働きを弱める原因になります。
- 冷たい飲食物の摂りすぎ
- 食事の時間が不規則
- 食べすぎ・早食い
- ストレスによる胃腸機能の低下
このように「食事」と「胃腸の働き」は、慢性疲労と深く関係しています。
中医学では、単に休養を取るだけではなく、食事や生活習慣を整えながら「気」を補い、脾の働きを高めることが重要と考えます。
たまい接骨院鍼灸院では、疲労の原因を単なる自律神経の乱れとして捉えるのではなく、体質や胃腸の状態、生活習慣まで丁寧に確認し、一人ひとりに合わせた鍼灸施術を行っています。気の巡りと生成を整えることで、慢性的な疲労の根本改善を目指します。
「寝ても疲れが取れない」「常にだるい」と感じる方は、身体のエネルギー不足(気虚)が関係しているかもしれません。
