アスリートの酸素ルームの利用はどのタイミングか
- 解説 酸素ルーム 疲労リカバリー コンディショニング 自律神経の乱れ
アスリートと酸素ルームの関係
運動するときには、呼吸方法が重要な役割を持ちます。呼吸法一つで疲労のたまり方が変わりますし、パフォーマンスが変化して行くことも珍しくありません。呼吸を整えることによって集中力に変化が出てくることも分っています。痛みなどに対しても呼吸方法によって、ある程度コントロールできることも利用されてきました。これは痛みを軽減するというよりも、痛みという指令をどう伝えていくかという神経系に対するアプローチです。
その中でどのタイミングで酸素供給量を増やして行けばいいかというのが、大きな問題になってきています。酸素の供給量を増やすことが呼吸方法の意味の一つである、これが分かれば酸素ルームを利用するタイミングにも繋がってくるからです。

溶解型酸素の持続時間
酸素ルームを利用すると、血液中に溶解型酸素が増えていきます。高い圧力をかけた空間の中では、液体に溶け込む量が向上するからです。この原理を利用しているのが酸素ルームですが、溶解型酸素がどれほど維持できるかによって、利用するタイミングが見えてきます。
人間の体の中で、溶解型酸素はどんどん消費されていきます。そもそも利用されなければ意味がないのですが、すぐになくなってしまうわけではありません。その期間はだいたい3日間であると研究が進んでいます。もちろん3日目には供給量がどんどん堕ちていくわけですから、なくなる時期が3日目と考えればわかりやすいでしょう。

ここで見えてくるのが、アスリートとして酸素ルームを活用するタイミングです。パフォーマンスを高めるためにも、酸素供給量が増えていく方が有利になります。実際の試合などの前の、前日や前々日に酸素ルームを利用しておくと、原理上、溶解型酸素量が増えていくためパフォーマンス向上が狙えるということになるのです。
もちろん、これはケガの予防にも役立ちます。
もう一つ大事なことは、慢性的な疲労軽減にも酸素が必要だということになるでしょう。酸素の供給を増やして行くことで、エネルギーを作り出しやすくなり、疲労物質を排出させるタイミングを作ります。
試合などの後に、運動量が大きければ多いほど、疲労を感じるタイミングが出てくるはずです。この疲労軽減は、コンディショニングという意味でもとても意味があります。全身の細胞修復を促進させるためにも、体を休める休日と共に、酸素ルームを利用してみるといいでしょう。
