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鍼灸と痛みの仕組み

  • 解説 鍼灸 美容鍼 小児鍼 自律神経の乱れ

【鍼灸が狙うは心地よい刺激と痛みの緩和】

鍼灸の施術には、鍼やお灸を使います。これは刺激を与えるためですが、痛いということはありません。それよりも、痛みを緩和させるという目的を持っているのです。

ですが、考えてみてください。おかしいと思いませんか?
肉体的な刺激とは、痛みを伴う可能性を思い浮かべるはずです。そう、鍼灸の施術と痛みの緩和とは、相反しています。でも、これが鍼灸の狙いであるのは間違いありません。

鍼灸の施術は、心地よい刺激というのがキーワードです。心地より刺激とは、痛みを伴うようなものではありません。例えば鍼であれば、痛みはほぼ感じません。もちろん、個人差がありますので、絶対というわけではありませんが、痛覚を刺激しないほどの細い鍼を使うため、痛みが出にくいといっていいでしょう。


お灸もやけどするようなものではありません。刺激を感じるが心地いいレベルです。この心地いい刺激ということが、心身ともにリラックスさせてくれます。

このような刺激が、健やかな状態へと導くアプローチなのです。

人間の体は、痛みを感じると耐えようとします。これは脳への命令のひとつ。それも鍼やお灸の心地いい刺激でも、脳には信号が飛びます。この信号によって、神経系の痛みを感じるシステムを一時的に締めててくれるのです。これをゲートコントロールと呼びます。
だから、痛みを与えながら痛みを緩和できるのです。

【鍼灸の刺激と血流の関係】

鍼灸による刺激を与えることによって、局所的な血行をサポートしてあげます。これがツボを刺激する意味であり、すっきりと軽やかな状態へ導けます。
これは軸索反射と自律神経の調整から起きることです。鍼灸による刺激は、まず皮膚の下にある感覚神経に伝わります。脳に痛みという刺激が伝わる前に、血管の周囲に伝わり血流が増加するのです。これが軸索反射と呼ばれる反応で、鍼灸の大事なポイント。
次に脳やせき髄に信号が伝わります。この信号を受けて、血管を拡張させるように仕向けるのです。これが自律神経の調整で、副交感神経を優位にして血流を増やしています。

ここで重要なのが自律神経の関係です。
自律神経は交感神経と副交感神経という2つの要素でできています。これが天秤のような関係であり、片方が優位に立てば、片方が劣勢になるのが仕組みです。
交感神経が優位に立つと、人間は興奮状態に傾きます。筋肉を緊張させるのも、交感神経の役割です。
逆に副交感神経が優位に立つと、心身ともにリラックスしていきます。眠くなるような感覚も副交感神経tが優位になるからです。

心地いい刺激。痛みとして感じないレベルが、こういった役割を持っているのです。

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