咳や乾燥肌が続くのは「肺」のサイン?東洋医学で考える体調不良
蔵象学説シリーズ④|「肺」の働きとは?東洋医学からみる呼吸・免疫・皮膚の関係
― 館林市たまい鍼灸院が考える肺と体調不良 ―
はじめに|咳や呼吸の不調だけじゃない「肺」
「風邪をひきやすい」
「乾燥で肌荒れが気になる」
「息苦しさや倦怠感が続く」
こうした症状は、現代医学では個別に対処されることが多いですが、東洋医学では五臓のひとつである「肺」の働きの乱れとして捉えることができます。
館林市たまい鍼灸院では、呼吸器症状や肌トラブル、自律神経の乱れの背景に「肺」の働きが関係していると考え、鍼灸施術に取り入れています。
蔵象学説における「肺」とは?
東洋医学の肺は、現代医学でいう肺臓器の機能だけではなく、呼吸・免疫・体表(皮膚・毛)・水分代謝と密接に関わる臓です。
主な働きは以下の通りです。
-
気を統括する(宣発・粛降)
-
体表(皮膚・汗)を守る
-
水分代謝の調整
-
呼吸を通じて酸素を取り入れ、全身に気を巡らせる
-
外邪(風邪や感染)から身体を防御する
肺は、外界と身体の境界を守る守護者のような役割を持つ臓なのです。
肺の働き①|「宣発・粛降」とは?
蔵象学説では、肺の気は「宣発」と「粛降」という二つの方向性を持っています。
-
宣発(せんぱつ):気を全身に広げる、栄養や潤いを体表に届ける
-
粛降(しゅくこう):古い気・水分を下方に降ろして排泄する
この働きが正常だと、
-
呼吸が楽
-
肌や髪が潤う
-
免疫力が整う
-
水分代謝がスムーズ
になります。
肺の働きが乱れると、咳・喘息・乾燥・むくみなどの症状が出やすくなります。
肺と皮膚・毛の関係
蔵象学説では、肺は皮膚・毛と表裏関係にあるとされています。
肺の気が充実していると、
-
肌の潤いが保たれる
-
バリア機能が働きやすい
-
汗の分泌が調整される
逆に肺の気が弱ると、
-
乾燥肌
-
かゆみや湿疹
-
冷えや汗の異常
-
風邪をひきやすい
などの症状が現れます。
肺と免疫|外邪から身体を守る
肺は「衛気(えき)」と呼ばれる防御機能を支えます。
衛気は身体の表面を巡り、外から侵入する風邪やウイルスから守る役割があります。
肺の働きが弱いと、
-
風邪をひきやすい
-
アレルギー症状が出やすい
-
回復に時間がかかる
といった免疫力低下の症状が現れます。
肺と感情|悲しみは肺を傷める
五臓にはそれぞれ対応する感情があります。
肺に対応する感情は「悲」です。
-
深い悲しみ
-
落ち込みやすい
-
悲しい気持ちを抑える
こうした感情が長く続くと、肺の気を消耗させ、呼吸や免疫、皮膚の不調につながることがあります。
肺の不調で現れやすい代表的な症状
蔵象学説では、肺の乱れは以下のような症状として現れやすいです。
-
咳、息切れ、喘息
-
乾燥肌、かゆみ、湿疹
-
風邪をひきやすい
-
むくみ
-
精神的に落ち込みやすい、やる気が出ない
館林市たまい鍼灸院では、呼吸や皮膚の不調だけでなく、体全体のバランスを診ながら施術を行います。
鍼灸と肺|全身の気を巡らせる
鍼灸では、肺経や大腸経を中心に、気血の流れを整えます。
これにより、
-
呼吸が楽になる
-
肌や毛の調子が整う
-
免疫力の向上
-
自律神経のバランス改善
などが期待できます。
肺単独ではなく、肝・脾・心・腎との相互関係も考慮して施術することが重要です。
まとめ|肺を整えることは、呼吸・免疫・皮膚を守ること
蔵象学説における「肺」は、呼吸・免疫・皮膚・水分代謝・気の巡りに深く関わる臓です。
肺の働きを整えることで、風邪をひきにくい、肌の潤いが保たれる、呼吸が楽になるなど、日常生活の質が向上します。
館林市たまい鍼灸院では、肺の働きを意識した鍼灸施術で、根本的な体調改善をサポートしています。
